
世界一周や語学留学、ワーホリなどで日本を長期間離れる前にやっておいた方がいいことがあります。今回はその中でも役所手続きの海外転出届けについて詳しく書いていきます。
海外転出届けはあくまで任意ですが、海外転出届けを出さなかった場合、住民税、健康保険、年金の支払いをワーホリ、留学、世界一周をしている間も、支払い続けなくてはいけません。
これから、
- 1年以上ワーホリで日本を離れる人
- 1年以上語学留学をする予定の人
- 世界一周を予定している人
などの人はぜひ参考にしてください。
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目次
ワーホリの役所手続きは「海外転出届」ひとつです
世界一周や語学留学で日本を長期間離れる前にやっておくべき役所手続きは「海外転出届け」の提出です!
海外転出届けを出すことで、
- 住民税
- 健康保険
- 年金
上記支払いの義務がなくなります。
役所で海外転出届け?
みんなも行っている語学留学に行くだけだし、世界一周って言っても期間が長いだけでやることは旅行と一緒だしな…
海外転出届という言葉だけを聞くと、日本を出て海外で住んだり、仕事をする人が必要そうな手続きのように感じます。
実際に、僕たちも「海外転出届」について旅に出発する直前にたまたまとあるブログを読んで知りました。
そして、今回この記事を書くために今一度「海外転出届」について調べてみて初めて知ったこともたくさんありました。
これから世界一周や語学留学で日本を長期間離れる人はもちろん、すでに日本を出てしまった人もご家族などに代理で申請してもらうことができるみたいです。
それでは「海外転出届」について詳しく見ていきましょう!
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なぜワーホリの前に役所手続きをやるべきなのか?
日本を長期間離れる前に「海外転出届」を提出しておきべき理由は大きく2つあります。
1つ目は、日本を長期間離れる場合に提出する必要がある書類(任意)だということでです。
もし、みなさんがいま住んでいる区や市町村から違う地域に引っ越しするとしたら必要な役所手続きがあります。それが転出届と転入届です。
僕は学生時代を東京で過ごしましたが、就職して最初の配属先が兵庫県でした。そのため東京で転出届を出して、兵庫県の自分が住み始める地域の市役所に転入届を提出しました。
これは住民票を基にあなたがどの地域に住んでいるかを役所が確認するためです。
日本から長期間離れる場合は、その地域から転出して海外にいることを届ける必要があります。
一般的には12ヶ月以上の留学やワーキングホリデーでは海外転出届を提出して、年金と健康保険、住民税をとめた方がいいと言われていますが、期間が未定の場合も提出すべきです。
というもの2つ目の理由として、
海外転出届を提出しておいた方がお得な場合がかなりあるからです!旅人の中では、「住民票を抜く」という表現をしたりします。
海外転出届を出すことでお得になる、厳密には支払わずに済むものがあります。
それは海外にいる期間の住民税、国民健康保険料、国民年金の3つです。
住民税を支払わずに済む
まず、「住民税」は海外にいる期間支払わなくてよいものです。
逆に言うと、海外転出届を提出していないと、日本にいない期間も住民税を払い続けなければいけないことになってしまいます。
僕自身、旅に出る前に会社に勤めていた時はこの住民税というものをあまり意識したことがありませんでした。
住民税は基本的に給料から天引きされる仕組みになっているので自分がいくら支払っているかを知らない方も多いのではないでしょうか?ぜひ社会人の方はこの機会に給料明細をチェックしてみてください!

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年間でみると大きな金額ですし、支払わずに済むならそうした方がメリットが大きいですね。
国民健康保険料を支払わずに済む
国民健康保険料は日本に住んでいれば支払う義務のあるものになりますが、海外転出届を提出しているとまず国民健康保険に加入することができません。そのため、国民健康保険料を支払いたくても支払うことができません。
わかりやすくいうと、保険証がない状態になります。
日本に住んでいるときは保険証があれば病院などに行っても保険が効くものであれば費用を全額負担することはなく一部負担で済みます。しかし、これは普段から健康保険料を支払っているからです。
海外で病気や怪我をしてしまい、海外の病院に行った時は日本の保険証は何の役にも立ちません。
そのため、海外に行く時は海外旅行保険に加入したり、海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを持って行くことが推奨されています。
詳しくは1年間の25.3万円の保険料が無料?!留学にはクレジットカードがおすすめでまとめてあります。

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こちらも年間でみると大きな金額です。
国民年金を支払わずに済む
まず国民年金は法律によって加入と保険料の支払いが義務付けられています。
しかし、海外転出届を提出した場合は、義務ではなくなるため払い続ける必要が必ずしもあるわけではありません。
世界一周中や語学留学中は収入が無い方が多いと思います。
そこで海外にいる期間は国民年金の支払いをストップして、あとから未払い期間を2年間遡って支払うことができます。
またある程度期間が決まっていてお金にも余裕がある場合は先に一括で支払ってしまうこともできるようです。
「海外転出届」はなぜやっておくべきことなのか、ご理解いただけましたでしょうか? 人それぞれに状況がことなるため、一概には言えませんが「海外転出届」を提出して出費を抑えることもできそうですね。
「海外転出届」の手続き方法!
では、実際に世界一周や語学留学で長期間日本を離れる時にどのような手続きで海外転出届を役所に提出すればよいのかを見ていきましょう!
海外転出届は、区や市町村によって多少異なりますが、住所や本籍を書いて窓口に提出すれば終了です。
あっけないくらい簡単です。僕たちの場合、今回は転出先に1カ国目のフィリピン・セブ島と記入しました。
これであなたの住民票が抜かれました。
逆に帰国して再転入する時、いわゆる住民票を入れる時はパスポートと印鑑が必要です。また本籍地で無い地域に転入する場合は戸籍附票と戸籍謄本が必要になります。再転入の手続きは帰国後14日以内に行う必要があります。
(まとめ)ワーホリ行く人は役所手続きを忘れずに
今回は、日本を長期間離れるときに必要な役所手続きとして「海外転出届」の提出に関して紹介させていただきました。
これまで住民税や保険料などほとんど意識せずに支払っていましたが旅に出ることをきっかけに初めて知ることがたくさんありました。と同時に自分たちは日本国民としてこの国に守られていることも感じました。
旅を通して学ぶことは決して海外のことばかりではありませんね。海外を見て初めて日本のことを知るきっかけにもあるかもしれません。
役所の手続きなどは難しそうだったり、めんどくさそうなイメージがありますがやってみればなんてことはありません。
旅や留学などを通して自分の経験値をどんどん高めてみてください。
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