インド留学で英語じゃなくて農業を学びに行った話。

フィリピン・セブ島と、オーストラリア・ワーホリの2カ国留学<エリート留学>

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Akari
どうも!現在進行形で大学病院の看護師をしているAkariです。今日はインド留学してたRさんのお話です。

 

Rさん
ナマステ。

みなさんはインド留学って聞いたことありますか?私はありませんでした。

そんな私が三保の松原で劇的な出会いを果たしたRさん。彼はインド留学経験者。

Rさんとは私の留学決意編の記事にも出てきたお方で、私の背中を押してくれた方のうちの一人です。

前回の記事はこちら。

看護師3年目の私が三保の松原で謎の日本人とフランス人に出会い、オーストラリアへのワーホリを決めた理由

 

実はこの方、インドへの留学経験のある方。私がワーホリに行くかどうかで悩んでいた頃に出会い、留学のことについていろいろと教えて頂きました。

Akari
もし留学の神様がいるとしたらこの出会いって海外留学行ってこいっていうことですよね?

とにかく絶妙なタイミングで出会い、私の留学心象に大きな影響を与えた上、インド留学のお話が非常に面白かったのでこのブログで記事にさせて頂きました。

 

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目次

インドへ英語留学エピソード

そもそも私はインドへの語学留学なんて、聞いたことがありませんでした。留学の雑誌やパンフレットを見てもインドという文字は見えてこないですし、

Akari
英語で語学留学に行くならやっぱインドだよね。メリットありまくり。

 

という会話も聞いたことありません。インドで人生観変わるとはよく聞きますが、あくまで旅行のイメージでした。

何故インドへ英語留学なのか

まず気になったのは、数ある英語圏の国の中でインドをチョイスした理由です。何故インドなの?と真っ先に聞いてみました。

実はRさん、インドで英語を学ぼうという思いが初めにあったわけではなく、インドの農業を学ぶという目的のために英語の習得が必要となったということなんです。

それを聞いたとき「手段が目的化していない、何かを始めるにあたって理想的な動機だな」と思いました。

「英語が出来るようになれば世界が広がるかも」なんていう安直な私の動機とは対照的で、早くもここで何か気付きを得ました。というより本当はうっすら気づいていたことをハッキリと表面化させられたという気持ちでした。後にまた語ります。

でも、それは理想!暇と勢いだけで留学する人もいます。手持ち10万円でワーホリしたカズアキの記事はこちら。

【オーストラリア】手持ち10万円のワーホリがローカルジョブをゲットするまで

Rさんは農業系の団体と大学に所属し、実際に農作業に参加する傍ら、その活動に必要となる英語を勉強していたそうです。やりたいことをやるための手段が「英語」と「インドという土地」にあったんですね。

また、インドはアジア圏のなかでも文化が特殊であり、中韓や東南アジアとは明らかに異なる独立した風土があります。事前の下調べで、その文化にも惹かれたとのことでした。確かに、留学においてその国の風土、文化というのも気にしたいですよね。ごはんが美味しいかとか。

一応、インドでの英語の学習は不可能ではありませんが、一般的に留学でおすすめされている国と比較すると難しい面はあるようです。つまり英語学習においてメリットはありません。

インドでの生活

インドと聞いてまず気になったのは食事のこと。

やはりカレーがメインだったらしいです。そもそもインドには「カレー」という料理はないんですよね。香辛料と何かしらの具材を煮込んだり炒めたりしたものがインド人にとって一言にまとめられない幅広い料理であり、日本人にとっての「カレー」なんですね。

そしてインドの食生活事情で気になるのが食中毒。お腹を壊す経験は日本人がインドに渡れば日常茶飯事だそうです。インドでは洗礼のようなものとのこと。何食わぬ顔で告げられました。メンタルもフィジカルも強すぎるRさん。あやかりたいです。

フィリピンにはもしもの時のインフラが整っています。

セブ島の日本語が通じる病院「ジャパニーズヘルプデスク」

しかしその中でも「ヤバかった」と回顧する食中毒エピソードが一つありました。鉄のフィジカルを持つRさんを苦しめた食材とは一体。

皆様は何を食べて食中毒になったと思いますか?私は傷みやすい魚や肉ではないかと考えました。しかしもっと意外な食べ物だったんです。

その食べ物は「シャーベットアイス」。

普通にお店で買ったアイスを食べた後、二週間嘔吐下痢が止まらなかったそうです。よく生きてますよね本当に。

 

Rさん
正直ライザップより痩せたよね。

 

何故アイスで食中毒になったのか、ということについて考えられるのは、おそらく水道水を使って作ったのではないかとのことでした。

インドの水道水は非常に汚く、細菌やウイルスが繁殖しているため飲用はできません。水を飲むときはペットボトルの水を購入する必要があります。

また、購入時にキャップが開封済みになっていないか、というところまで確認しなければ危ないそうです。水道水に詰め替えられている可能性があるとのこと。

この時Rさんが食べたアイスはおそらく水道水が使われており、何かしらの感染症を引き起こしたと考えられるそうです。インドの衛生環境恐るべしと再認識しました。国によっては衛生面においても注意しなければならないことがあるんですね。

インド留学での苦労

海外で生活した経験の無い私は海外生活においてどんなことに苦労したのかという部分に不安があったので聞いてみました。

Rさんの場合、留学生という身分として生活するための書類を揃えることや各種申請などを行うことが大変だったそうです。まだ英語もしっかり習得できていない初期は特に、自分をインドという国に存在させるための手続きのハードルが高かったようです。

また、文化や環境、衛生面のレベルの違いに順応していくことも最初は大変だったそうです。大学では自分以外に日本人は一人もいない環境であり、それも苦労に拍車をかけたようです。

異国で一人過ごす大変さは想像に難くありません。Rさんの意志の強さが窺えました。

インド留学に行って自分が変わったと思うこと

海外に行って、自分がどんな風に変化するのか。留学未経験者として非常に気になるのがこれです。先人に聞いてみました。

Rさん曰く、

Rさん
自分が生きているということがどういうことか客観視できるようになったこと。

 

答えが達観気味です。

インドでは、例えば鶏肉を食べたいとなったら市場でニワトリをまるまる買ってきて、殺して、血抜きして、捌いて、という行程があります。一般家庭においてです。

日本では経験できません。生き物を食べ物として扱い処理する過程で、自分の血肉がどのようにできているのかが分かるようなったと話されました。実際にRさんも鶏まるまる一匹を捌くことができるようになったそうです。しかも素手で。「筋群に従って捌けば難しくないよ!」って言ってました。

 Rさん
もはやRさんはTOKIOのメンバーです。

 

また、インド人は時間やら契約やらにものすごくルーズです。授業やプレゼンの発表にもけっこう遅れてくるとか。

 

Akari
インドの良い意味でルーズな部分に適応できたよ。

30分遅れなら普通。2時間遅れてくるなんてことも珍しくないそうです。なんなら先生も遅れてくるし、しかも遅れた理由が家族とご飯を食べてたとか、「いや、理由じゃないよねそれwww」と笑いながら話すRさん。

どうしてそんなルーズなのかというと、とにかくインド人は自分が生きるということが第一だから。仕事のために生きないし、残業なんて絶対にしません。

自分が生きるためにやるものなんです。日本では、多くの人はできていないのでは?と話すRさん。日本に帰って来たときは日本の几帳面さを窮屈に感じたそうです。

Rさん
でも、日本の几帳面さがなせるインフラは優秀。

私たち日本人に毎日絶やさず供給されている電気や水やガス。インドではそういったインフラが止まることは珍しいことではありません。日本で暮らす便利さ、快適さを実感したようです。

一度、洪水があって二週間程インフラが復旧しなかったことがあったそうです。

日本でインフラが二週間も止まってしまったらきっとパニックになってしまうでしょう。

  • インドだからこそなんとかなってしまう
  • インドだからこそまあ大丈夫だろうと思える

 

Rさん
日本の清潔・快適さとインドの融通の幅、どちらにもメリットとデメリットがあるんだなと思った話だよ。

インドという魅力溢れる国、そこでやりたいことを存分にやってきたRさん。「本当に行って良かった」と、本当にそうなんだろうと分かるように言っていました。

Rさんの話を聞いたことで、私もワーホリに行ってみよう、そして私も自分の好きなこと、やりたいことを追求したワーホリにしようという気持ちが一層強まりました。

看護師としての英語の学習

 

Akari
じゃあでも私のやりたいことって一体?

Rさんからお話を聞いてから英語を、手段にするか目的にするか?そう考える時間をとりました。

ちょっと立ち戻って考えて出た答えはやっぱり自分が「看護師」であること。私は看護師の仕事が好きです。辞めたくなるような辛いこともありますが、それを上回る魅力や面白さを実感しています。

私は看護師としての自分の見識を広めることが海外に出る上での目的になると思いました。結局少しふわふわした目標。でも一周まわってふわふわでもいいかなとも思います。

私は看護師の仕事を続けていきたいと思ってます。まだ働き始めて2年そこそこですが、看護における知識教養の大切さは身に滲みるほど実感しました。

だからこそ視野を広げて、色んな知識を身につけて、それがより良いものになるように還元していくことが必要なんじゃないかと思ったんです。

そして、その目的にうってつけの環境があるのがオーストラリアでした。また、オーストラリアの風土や気候も私に合っていると思ったのです。

ここまで読んで下さった皆様ありがとうございます。今回の記事作成にあたってご協力頂いたRさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

彼も手持ち8万円でワーホリ行ったそうです。

ワーホリでローカルの仕事をした人にインタビュー

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