そんな疑問に答えます。
結論から言うと、JICAの青年海外協力隊での一般案件で求められる英語力がクリアできればOKです。
今回は大学4年生のときに英語ができなくて青年海外協力隊に落ちる→フィリピン留学→合格をした留学生にインタビューしました。
この記事の内容
- 青年海外協力隊に必要な英語力
- 落ちた人にインタビュー
どーも、かずき(@Kazki413)です。
この記事を書いている僕も実は大学生のときに青年海外協力隊を考えた一人でしたが、英語が話せないと思って諦めたひとりです。
現在はフィリピンにある全授業アメリカ人が教えてくれる語学学校ETHOS(エトス)で働いて5年以上になります。
その語学学校で2ヶ月フィリピン留学、その後1年間語学学校スタッフとしてインターンとして働いていた留学生が無事、20人中3人の狭き門を突破して青年海外協力隊に合格したのでインタビューをしました。
青年海外協力隊に落ちたら一度留学しようと考えている人、青年海外協力隊に受かる人が合格までにやったことを知りたい人は参考になると思います。
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JICAの青年海外協力隊に必要な英語力は?
インタビューの前にまず青年海外協力隊とは?という基本的な部分をおさらいです。
青年海外協力隊とは?
日本国政府が行う政府開発援助 (ODA) の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構 (JICA) が実施する海外ボランティア派遣制度である。
青年海外協力隊の募集年齢は20~39歳。募集分野には農林水産、人的資源、保険・医療などがあり、さらに120以上もの職種に分かれている。(参照:ウィキペディア)
一言でいうと2年間、海外にボランティアに行く制度ですね。
青年海外協力隊に英語は必要?
青年海外協力隊の応募には英検3級もしくはTOEIC330点の英語力が必要です。(
JICAボランティア)
TOEIC330点だと英語を話せるレベルには達していないんじゃない?と誰もがツッコミを入れたくなる通りで、
この目安合格後の派遣前訓練で語学力を習得する素地があるかどうかを確認することを目的と設定しています。(
JICAボランティア)
というように第二言語として現地で使う言語を覚えることができるかどうかを確認するための目安のようです。
どこに行くかで使う言語は違うので、現地の言葉を覚えられることが出来ないと大変ですね。
ですのでまだ試験を受けたことがない人は、TOEICを受けたことがない人は一般の試験がJICAが開催しているTOEICの試験を受ける必要があります。
今回インタビューをした翔くんも、2ヶ月研修でスペイン語を勉強している真っ最中でした。
青年海外協力隊に落ちた→フィリピン留学で英語学習
ーでは早速、翔くんは青年海外協力隊を応募して落ちたからフィリピン留学にきたんだよね?
そうなんですよ。大学4年生の時に受けて、語学が足りなくて・・・
落ちた時にもう一度トライするか、一般就職か迷ったんですけど、どうせなら喋れるまで英語を覚えようと思って調べてたらフィリピン留学に繋がったっていう流れです。
オーストラリアのワーホリも考えていました。
僕の場合は、ワーホリについて調べていたらフィリピン留学を知ったっていうのが一番はじめです。
それまではフィリピン・セブ島に留学なんて1ミリも考えてなかったです。というか本当に知らなかったんですよね。
ーオーストラリアはどれくらい行く予定だったの?
1年くらいオーストラリアで英語学んで、その後にJICAを受けようかなって思ってました。
ーでもETHOSでの留学は2ヶ月だったよね?
そうですね。そのあとにオーストラリアにすぐ行く予定だったんですけど、留学中にインターンの誘いを語学学校の学長バリーから受けたので、ETHOSでインターンとして働きました。
ー実際、2ヶ月の留学期間はどうでした?
すごい良かったです。はじめバリーとシャリーと話した時に全然話が通じなくて「これヤバイな」と思ったのがスタートでしたけど。
向こうはペラペラ話してくるけど、こっちはなんとなく理解できた程度です。それでも2ヶ月で頑張って英語を覚えられる環境が良かったです。
ー2ヶ月で英語力はどうだった?
いやぁ、英語の勉強の仕方がやっと分かったって言うレベルです。
こんな風に勉強すればいいんだって言うのが分かって英語を聞く方はなんとかなるんですけど、今度は自分の伝えたいことが伝えられなくてもどかしい!みたいな。
ちょっと2ヶ月では足りないなって思いましたね。
なんで2ヶ月ではなく、3ヶ月か4ヶ月は必要だったなと思いました。僕の場合はインターンっていう形で勉強できたんで、ラッキーでした。
2ヶ月だと英語を聞くのと勉強の仕方がわかるっていうか、ある程度英語についての考え方が変わったって感じでしたね。
ー話せるようになるには何ヶ月必要だと思う?
僕の感覚的には自分の伝えたいことが言えるまでに3ヶ月か4ヶ月は必要ですね。3ヶ月くらいあれば会話はできるようになると思います。
僕の場合ははじめがひどかったですよ。(笑)
ー留学前の英語力はどれくらいだったの?
JICAでグアテマラ行った時はホテルのチェックインもできないし、送迎バスに一緒にいく友達が5分寝坊して「友達がまだきてないから待ってて。」とかそんな簡単なことも言えないし、大変でした。
セブ島きたときもハローとか、自分の名前しか言えなかったです。
フライトどうだった?とか簡単な質問にも返せないですしね。
補足
翔くんは過去に一週間のJICAでのボランティアとしてグアテマラに行った
経験があります。
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ー1年間のインターン中は英語の勉強はやってたの?
インターン中は・・(笑)
でもインターン中は英語に困ることはなくなってましたね。
英語で電話して予約したり、留学生と先生の仲介に入ったりとかはできるようになりましたね。
ーグアテマラ行く時には英語力が必要だったの?
TOEICを去年受けて330点だったんですよ。JICAのTOEIC最低基準が330点なんで、そこから受けてないです。
大学生の時にJICAに落ちた時はTOEIC330点もなかったんです。
だからもう満足しちゃってそれ以降はTOEIC受けてないです。
ーじゃあセブ島で留学して結果オーライだったんだね。
TOEIC330点だったら日本で勉強してもどうにかなると思ったんですけど点数だけじゃなくてコミニケーションも大事だなと思ったんで、僕はやっぱりセブ島に留学してよかったです。
ーグアテマラ行きが決まってよかったね。
でも明日から2ヶ月の研修があって、中間テストとかあるみたいで、僕はスペイン語を勉強するんですけど、それで点数が悪かったらダメみたいな感じです。
まだ二次までしか合格してないので、正式に隊員になるのはこの2ヶ月研修が終わってからです。
ーじゃあまだ気が抜けないね。
はい。普通にしてれば受かるみたいなんですけど、まだ気が抜けないです。落ちる人は7~8回落ちる人もいるみたいです。
ー翔くんラッキーだね。
今回、野球の枠が3人しかなかったのに20人が受けたんで、第一志望の野球が通って良かったなと思いました。
履歴書と、過去の成績と野球に関しての質問を300字程度でまとめなさい的な課題を提出するのが一次審査です。
ーそれにETHOSのことも書いたの?
そういえば書きましたね。二次は面接なんですけどETHOSのことと、セブ島で野球のボランティア活動もしてたんで、僕が受けた印象では、感触が良かったです。
2ヶ月のフィリピン留学が終わってからオーストラリアにワーホリへ行くはずが、僕の場合はETHOSのインターンになることができたので、それも運が良かったですが、僕にとってセブ島の留学は正解でした。
ーありがとうございました。
(まとめ)最低限の英語力は必要だけどそれ以上に…
まだ、インタビュー時は2ヶ月の研修前で、正式の青年海外協力隊の隊員ではなかったみたいなんですがその後に無事グアテマラにで青年海外協力隊として活動しています。
青年海外協力隊を受験するためには、
- 日本国籍を持っている
- 年齢が20〜39歳
- TOEIC330点または英検3級
この3つだけあればOKです。
つまり英語さえできれば誰でも受験できます。
青年海外協力隊を帰国したあとも「国際協力を続けたい!」、「英語を使う仕事をしたい。」なんて場合はさらに高い英語力が必要ですが、青年海外協力隊なら特別な資格なしノースキルで最低限の英語力があれば応募できます。
特別な肩書きやTOEICの高得点は不要です。
翔くんは好きな野球と、最低限の英語力を身につけてグアテマラへ行きました。任期は2年。
以上を考えると英語力よりも、「この人は2年間海外でやっていけるのか?」という部分を見られるのではないかなと思います。
その観点から行くと英語力だけでなく海外滞在経験があり、その滞在期間中にインターンとして語学学校スタッフとして企業で活動した経験は高く評価されると思います。
フィリピンのセブ島は発展途上国でNPO法人がボランティア活動をおこなっているので、そういったことも上手く使えばきっと青年海外協力隊に合格するきっかけになるのではないかなと思います。
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英語ができないと参加できないですか?
英語話せないと諦めなくちゃいけないのかな。