20代の社会人3年目です。このまま仕事していてもな・・昔から英語覚えたかったし海外への憧れもある。留学やワーホリへ行くなら今かな?この考えは逃げなのかな?あと帰国後の就職活動、つまり再就職が心配です。
このような、社会人で1〜2年の留学、ワーホリを考えている人の疑問に答えます。
- 社会人が留学するメリット・デメリット
- 社会人留学の成功パターン
- TOEICは取得すべき?
- 帰国後の再就職について
結論から先にいうと社会人の留学はありです。
特に今の現状に満足していないのなら30代になる前に留学するべきです。
この記事を書いている僕は、Fランク大学を卒業後、”帰国後を考えずに”ワーホリへ行き帰国後に国内の食品メーカーに就職しました。
その後、社会人経験、知り合いの会社の立ち上げのお手伝いなどをして現在はETHOSという会社の法人代表として多くの留学生を見ています。そんな僕の思うことも最後にお伝えします。
フィリピン・セブ島でホームステイ実績No. 1の語学学校です。
すべての授業をアメリカ人が担当します。また「1年で英語を使いこなせる」ワーホリ・2カ国留学のサポートも行なっています。ホームページはこちら
目次
社会人が留学するメリット
まずは社会人が留学するメリットからです。
新しい価値観に触れられる
今の職場で悩みがある場合、その一番の解決策は「その場を離れること」です。
その問題が自分にある場合以外(職場の人間関係とか)は環境を変えることで解決できます。
それにフィリピン留学、ワーホリを考えている人の多くは「このまま日本で働き続けるのもな・・」という考えもあると思います。(僕もありました)
そう考えるのであれば自分の出来る期間で海外を経験するのはおすすめ。
「海外に行くと多くのことに気づかされる」という話をインターネットや知り合いから聞くことも多いので、”新しい価値観に触れられる”と想像することは誰でもできます。
それでも、その価値観を想像することと、実際に体感することは今でも大きく違います。今ある悩みを今の自分の価値観で解決できないなら、新しい価値観を持った自分にアップデートすることは重要です。
フィリピン留学後にオーストラリアで有給インターンした21歳の社会人も、毎月考え方をアップデートしています。詳しくはこちらをどうぞ。
まとまった時間を学習に充てられる

仕事をはじめると新しいことをはじめられなくなる。
学生時代は先輩からそんな話を聞き、社会人になってその意味を知った人は多いと思います。
今まさに実感している人にとって今の状況から、何か新しいことをはじめることは難しいことです。
なぜなら、みんな忙しいから。
生活習慣をさらにストイックにするのはツラい。それならば、
大変だけど今のままがいいか。
そう都合よく考え直せるのが人間です。
今ある環境のまま新しいことをはじめるのは難しくても、まとまった時間があれば、今いる自分の環境を飛び出して海外留学もできます。
これは仕事をやめないと実現できません。海外の違う文化にどっぷりと浸かる生活は時間があればこそ出来ることです。
社会人が留学するデメリット
次に社会人留学のデメリットです。
時間と資金が必要
当たり前ですが留学は時間をお金が必要です。
短期であれば仕事の都合をつけることもできますが、長期だと会社をやめる必要があります。

そういった周りの親しい人たちの声をたくさん聞くことがあるかも知れません。
なので将来の自分は考えにくいかもですが、1年後、2年後にどのような自分になっていたいか?を周りの人を説得させるため、なにより自分のために考えておくことは必要です。
僕の場合は、25歳になったときに英語を話せる自分の方が人生が面白いだろうなと思ったのがきっかけです。
ただ、大学新卒での就活を諦めるにはそれなりに覚悟が必要だったので、自分を鼓舞するために、
- 歳をとれば自由に行動にうつせなくなる
- バイリンガルになると認知症になりにくいらしい
- バイリンガルは、話す言語を変えるだけで性格が変わる。
- 英語が話せる人は話せない人より年収が200万円高い
などなど自分を鼓舞する知識で武装をしてワーホリをしました。
今なら、1〜2年で覚えて海外就職をして実績を積めば国内でより良いキャリアを積めるのを知っているので、知識武装はバカになりません。(短大、4大卒におすすめの方法です)
英語は再就職には有利に働きにくい
「英語を覚えて転職をしたい」という希望をもった留学生は多いですが、英語力を求める会社は国内にはほとんどありません。なので、自分が希望する職業で本当に英語力が必要とされているか?を留学前に確認するべきです。
英語力が話せる人は英語が話せない人より年収が200万円高い。という情報はありますが、残念なことに英語力しかない人には当てはまりません。
まだまだ日本は学歴社会で経歴を重視します。マイナスなイメージを持たれる場合もあるので、そこは覚悟しておく必要があります。
社会人留学の成功パターン
社会人が留学で成功するパターンを紹介されていることはよくあります。
例えば、
日本で会社に3年勤務。商品の企画、開発に関わっているが大企業のため、担当分野が極めて一部であった。オーストラリアの〇〇学校で英語コース+マーケティング受講する。その後、現地の広告代理店でインターンシップを経験し、マスではなくインフォマーシャルの商品開発からマーケティングを経験。日本に帰国後は、広告代理店に勤務。

そう考えることは必要ですし、実際僕もそう考えていました。ただ僕の場合、無名のいわゆるFランク大学を卒業してフリーターになり、ワーホリに行ったので英語力以外がポンコツでした。
つまり、そもそも留学前のスペック(経験&スキル)で負けてます。
なので上記のような成功パターンに当てはまりませんでした。美容師、アパレル関係、美容部員などのサービス業や、建築、工場関係などだと残念ながらこのパターンにはじめから当てはまりません。
正直、こんな人見たことない。なので僕みたいにキャリアや学歴に自信がない人でも描けるキャリアプランは後ほど紹介します。
留学中の活動をTOEICなど見える化すべき?
はい!もちろんです。
英語力を求める企業は多くありませんが、例えば留学前のTOEICが400点だったが留学後に800点なら英語力だけでなく、あなたの真面目さ理解してくれる判断材料になります。
ただし、英語力がTOEIC400点以下の留学生がTOEIC対策をするための留学をおすすめしていません。
簡単に理由を説明すると、
- TOEIC=英語力にならない
- TOEIC対策は1ヶ月もあれば十分
- まずは話せるようになるべき
だからです。TOEIC点数が高くても話せないなら、その点数に意味ないですからね。
<留学でTOEIC対策ってどう?結論「日本で英会話がコスパだよ」>
帰国後の再就職について
1〜2年のワーホリ、留学を終えて帰国した人たちの多くが再就職時に「英語を使った仕事」を希望します。就職エージェントの人たちも同じことを口を揃えて言います。
でも、実際は難しいです。理由は2つ。
- 英語を求める求人は少ない
- 1〜2年の英語力じゃ使えない
まず1つ目の英語力を求める求人はあまり多くありません。そして仮に英語力を求められる求人の場合1〜2年の海外経験で培った英語力だと実力不足です。
なので、「英語を使う」は考えない転職活動がよいです。
帰国後の留学生の視点に立つと、さらに英語力を伸ばしたい思いから「英語を使える職業」を選ぼうとするのは自然です。
ですが、企業側の視点に立つと、会社でお金もらいながら英語力を磨く社員なんて虫が良すぎで欲しくありません。
当たり前ですね。
ここのギャップを埋める一番の方法は海外就職です。海外にある企業で日本人を必要としている企業はたくさんあります。海外経験と1〜2年の英語力を買ってくれます。
まずはそこで英語力にプラスして、実務経験を培うのが理想的です。
一番のデメリットは?
ボストン大学の心理学者アベンドロスの報告によると「旅行先で、あるお土産を買うか買わないか?」に迷った人のうち、買わなかったと後悔する人の後悔の度合いが強かったそうです。
「年齢なんて関係ない!」というのは半分以上が綺麗事。30歳を超えると結婚、こども、親の介護、お金の問題など留学ができない理由が増えてくるばかりです・・。
学生時代の友人と集まって飲んだときに「あのとき留学しとけばよかったかな」と言う人生を歩むことが一番のデメリットだと思っています。