野球が好きで、学生時代はずーっと野球をしていた細間翔くん。大学4年生のときに青年海外協力隊に落ちてからフィリピン留学を決めました。
2ヶ月のフィリピン留学、その後1年間はETHOSでインターンとして働いてもらい再度20人中3人という狭き門を突破して青年海外協力隊に正式に合格した翔くんにインタビューをしました。
でもインタビューの前にちょっとだけ、予備知識と自分の勉強を兼ねて青年海外協力隊ってというところからです。
青年海外協力隊とは?
日本国政府が行う政府開発援助 (ODA) の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構 (JICA) が実施する海外ボランティア派遣制度である。青年海外協力隊の募集年齢は20~39歳。募集分野には農林水産、人的資源、保険・医療などがあり、さらに120以上もの職種に分かれている。(参照:ウィキペディア)
一言でいうと2年間、海外にボランティアに行く制度ですね。
青年海外協力隊に英語は必要?
青年海外協力隊の応募には英検3級もしくはTOEIC330点の英語力が必要です。(JICAボランティア) TOEIC330点だと英語を話せるレベルには達していないんじゃない?と誰もがツッコミを入れたくなる通りで、
この目安合格後の派遣前訓練で語学力を習得する素地があるかどうかを確認することを目的と設定しています。(JICAボランティア)
というように第二言語として現地で使う言語を覚えることができるかどうかを確認するための目安のようです。
英語力に力を入れて、マレーシア、シンガポールにある企業にインターンを勝ち取った「英語ができるようになって世界が広がった」岡田さんフィリピン留学の体験談を参考にどうぞ。
今回インタビューをした翔くんも、2ヶ月研修でスペイン語を勉強している真っ最中でした。
青年海外協力隊に落ちたからフィリピン留学

今回は僕が話を聞いてきました。よろしくおねがいします!
では早速、翔くんは青年海外協力隊を応募して落ちたからフィリピン留学にきたんだよね?
そうなんですよ。大学4年生の時に受けて、語学が足りなくて・・・
落ちた時にもう一度トライするか、一般就職か迷ったんですけど、どうせなら喋れるまで英語を覚えようと思って調べてたらETHOSに繋がったっていう流れです。
オーストラリアのワーホリも考えていました。
僕の場合は、ワーホリについて調べていたらETHOSを知ったっていうのが一番はじめです。
それまではフィリピン・セブ島に留学なんて一ミリも考えてなかったです。というか本当に知らなかったんですよね。
オーストラリアはどれくらい行く予定だったの?
1年くらいオーストラリアで英語学んで、その後にJICAを受けようかなって思ってました。
でもETHOSでの留学は2ヶ月だったよね?
そうですね。そのあとにオーストラリアにすぐ行く予定だったんですけど、留学中にインターンの誘いをバリーから受けたので、ETHOSでインターンとして働きました。
バリーって誰?
テキサス出身のアメリカ人でETHOSの学長。趣味は筋トレ。彼の記事はこちら
英語を話すには3〜4ヶ月必要
実際、2ヶ月の留学期間はどうでした?
すごい良かったです。はじめバリーとシャリーと話した時に全然話が通じなくて「これヤバイな」と思ったのがスタートでしたけど。
向こうはペラペラ話してくるけど、こっちはなんとなく理解できた程度です。それでも2ヶ月で頑張って英語を覚えられる環境が良かったです。
2ヶ月で英語力はどうだった?
いやぁ、英語の勉強の仕方がやっと分かったって言うレベルです。
こんな風に勉強すればいいんだって言うのが分かって英語を聞く方はなんとかなるんですけど、今度は自分の伝えたいことが伝えられなくてもどかしい!みたいな。
ちょっと2ヶ月では足りないなって思いましたね。
なんで2ヶ月ではなく、3ヶ月か4ヶ月は必要だったなと思いました。僕の場合はインターンっていう形で勉強できたんで、ラッキーでした。
2ヶ月だと英語を聞くのと勉強の仕方がわかるっていうか、ある程度英語についての考え方が変わったって感じでしたね。
話せるようになるには何ヶ月必要だと思う?
僕の感覚的には自分の伝えたいことが言えるまでに3ヶ月か4ヶ月は必要ですね。3ヶ月くらいあれば会話はできるようになると思います。
僕の場合ははじめがひどかったですよ。(笑)
留学前の英語力はどれくらいだったの?
JICAでグアテマラ行った時はホテルのチェックインもできないし、送迎バスに一緒にいく友達が5分寝坊して「友達がまだきてないから待ってて。」とかそんな簡単なことも言えないし、大変でした。
セブ島きたときもハローとか、自分の名前しか言えなかったです。
フライトどうだった?とか簡単な質問にも返せないですしね。
補足
翔くんは過去に一週間のJICAでのボランティアとしてグアテマラに行った
経験があります。
1年間のインターン中は英語の勉強はやってたの?
インターン中は・・(笑)
でもインターン中は英語に困ることはなくなってましたね。
英語で電話して予約したり、留学生と先生の仲介に入ったりとかはできるようになりましたね。
グアテマラ行く時には英語力が必要だったの?
TOEICを去年受けて330点だったんですよ。JICAのTOEIC最低基準が330点なんで、そこから受けてないです。
大学生の時にJICAに落ちた時はTOEIC330点もなかったんです。
だからもう満足しちゃってそれ以降はTOEIC受けてないです。
じゃあセブ島で留学して結果オーライだったんだね。
TOEIC330点だったら日本で勉強してもどうにかなると思ったんですけど点数だけじゃなくてコミニケーションも大事だなと思ったんで、僕はやっぱりセブ島に留学してよかったです。
グアテマラ行きが決まってよかったね。
でも明日から2ヶ月の研修があって、中間テストとかあるみたいで、僕はスペイン語を勉強するんですけど、それで点数が悪かったらダメみたいな感じです。
まだ二次までしか合格してないので、正式に隊員になるのはこの2ヶ月研修が終わってからです。
じゃあまだ気が抜けないね。
はい。普通にしてれば受かるみたいなんですけど、まだ気が抜けないです。落ちる人は7~8回落ちる人もいるみたいです。
翔くんラッキーだね。
今回、野球の枠が3人しかなかったのに20人が受けたんで、第一志望の野球が通って良かったなと思いました。
履歴書と、過去の成績と野球に関しての質問を300字程度でまとめなさい的な課題を提出するのが一次審査です。
それにETHOSのことも書いたの?
そういえば書きましたね。二次は面接なんですけどETHOSのことと、セブ島で野球のボランティア活動もしてたんで、僕が受けた印象では、感触が良かったです。
2ヶ月のフィリピン留学が終わってからオーストラリアにワーホリへ行くはずが、僕の場合はETHOSのインターンになることができたので、それも運が良かったですが、僕にとってセブ島の留学は正解でした。
ありがとうございました。
まとめ
まだ、インタビュー時は2ヶ月の研修前で、正式の青年海外協力隊の隊員ではなかったみたいなんですが、インスタで見るように無事、グアテマラに出発しています。
青年海外協力隊を受験するためには、日本国籍を持っている、年齢が20〜39歳、TOEIC330点または英検3級という3つだけです。
つまり、英語さえできれば誰でも受験できます。また青年海外協力隊を帰国したあとも「国際協力を続けたい!」、「英語を使う仕事をしたい。」なんて場合はさらに高い英語力が必要。
翔くんは好きな野球と、英語力を身につけてグアテマラへ行きました。任期は2年。頑張ってほしいですね。
ETHOSに来る留学生は卒業後はワーホリに行くパターンがおおいですが、ボランティアに興味がある留学生も多いので、留学しながらセブ島で1日ボランティアができるNPO法人セブンスピリットさんに、現インターンのサヨコに体験に行ってもらいました。
その記事は近日公開します。