早期英語教育しか道はなし?20歳(成人)から英語の会話力上達はもう手遅れなのか

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英語話せないマン
いま20歳です。

今まで英語話せたらいいだろうな〜とは思ってたんですが、この前海外旅行に行ったときにやっぱ「英語話せるようになりたい!」と思うようになりました。

まだ英語の勉強もしてないんですけど…小さい時から勉強してないと、今からじゃ遅いですか?

 

こんな疑問に答えます。

結論から言うと、20歳からでも英語は話せるようになります。

僕も23歳で英語を覚えるまではずーーっと英語の成績は5段階中2(平均以下)でした。大学受験も英語が苦手で失敗しています。(偏差値35)

 

僕と同じように22歳から英語を勉強してオーストラリアのレストランで外国人相手にシェフをしてる留学生もいます。
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未来は明るいです。

この記事の内容
  • 早期英語教育コスパ悪い
  • 20歳からでもバイリンガルになれる

 

どーも、かずき(@Kazki413)です。

この記事を書いている僕は23歳まで英語力ゼロ、そこからワーホリ、フィリピン留学を経験して英語が話せるようになりました。

現在は「1年で英語が使いこなせる」2カ国留学という話せることに特化したETHOS(エトス)という会社を運営しています。

 

英語は小さいうちから勉強しないと話せるようにならない。

そう思うことって多いですよね?

タレント・紗栄子(30)がこどもを1歳の終わりくらいから英語教育をしているとしたが、「今でしょ!?」で有名な話修氏から英語至上主義にノーをつきつけられる展開があったというニュースがあった。(参考:デイリーニュース)
 
 
英語はこどもに早く覚えさせるべき系のニュースがよく話題になるのもそのせいです。
 
 

そういったニュースを見ると、「20歳から英語は遅いのかな…」そう不安になるかと思います。

でも、今回の記事では20歳から英語を勉強してもペラペラになりますよと言うのを、早期教育ってコスパ悪いじゃんという形で説明していきます。

疑問をなげかけるのは、国外で子育てしている人は状況が違うので、両親ともに日本人でかつ、日本での英語早期教育化に限定します。
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目次

早期英語教育しか道はなし?20歳(成人)から英語の会話力上達はもう手遅れなのか

日本・韓国ではこどもの英語教育に熱心な親は多いです。
 
小学校・中学校・高校と英語を勉強している時間は長いのにしゃべれないなど問題が分かりやすいからなのか話題になります。
 
ここでまず、バイリンガルとは?まずその定義を見て見ましょう。Googleさんにその答えを聞くと「二言語を自由に使いこなすこと。また、その人。」とでてきました。
 
バイリンガルで有名な方はユーチューバーのバイリンガールちかさん、僕がおすすめしているポッドキャストバイリンガルニュースのお二人などが一般的に日本人が頭で思い浮かべるバイリンガルかなと思います。
 
でも他にも日本語で話せるけど、日本語が書けないバイリンガル、英語がカタコトのバイリンガル、などなどバイリンガルにも実は幅があります。
 

ちなみに一言語しか話せない人をモノリンガルといいます。
 

英語の会話力向上で日本人に抜け落ちている感覚

さきほどバイリンガルの一般例であげたバイリンガールちかさんは小学校1年から16年間、シアトルから2時間ほどの田舎町に住んでいたそうですが、こういうタイプのバイリンガルは、あわせてバイカルチュラルです。
 
バイカルチュラル?聞きなれないという方はこちら
 
2カ国の言語・習慣・道徳などを、その国の人と同レベルに身につけているさま。また理解できるさま。(コトバンク)
 
簡単に言うと英語が話せるだけでなく、文化的な話ができるよと言うことです。
 
ちかさんの場合は、学生時代はアメリカにいたので日本の学生時代の話で「あるある〜」とはならないし、流行りなども理解しにくいなど滞在していた時期で共有できる部分が人それぞれ異なります。
 
英語を覚えるときに頭のいい日本人は算数・国語・社会のように暗記して隅から隅まで覚えようとするけど、それは英語を単にコミュニケーションツールという側面でだけ捉えているからです。
 
言葉はコミュニケーションツールであると同時にその国の文化でもあります。(こう考えると言葉にはとんでもない情報量が詰まってますね。)
 
つまりバイリンガルと言うと、
 
・バイリンガルでバイカルチュラルな人
・バイリンガルでバイカルチュラルじゃない人
 
大きくこの2つに分かれます。(コトバンクによるとバイカルチュラルにはバイリンガルという意味が含まれていますが敢えてこの記事では分けます。)
 
ちなみにフィリピン人はバイリンガルだけど、アメリカには行ったこともないので文化的側面、つまり言語、習慣、道徳をその国の人と同レベルには身につけていません。
 
ですので、その点をフィリピン留学エージェントの常套句でよく使われる性格がフレンドリー、第二言語を学ぶ大変さを知っているというだけで補えるほどなの?っていうのが僕が感じる疑問です。
 
少し前置きが長くなりましたが、あなたの望んでいる英語上達ということがどうゆう状態を指すのか、改めて考えておきましょう。
 
この点を考慮せず無視してフィリピンで一年留学する。と言うのを僕はお勧めできません。なぜなら英語を学ぶと同時に学べるはずの文化が学べないわけです。もったいない。

子供の英語教育は、10歳前後が適切という研究結果

紗栄子さんの場合、こどもへ1歳から英語教育をはじめています。
 
その目的はイギリスの学校に入れることだったので、一般的ではないですが、エキサイトニュースにケント大学の研究結果で以下のようなものがあります。
 
第二言語を10歳前から学んでいた子供たちと、10歳以降に学んでいた子供たちを比較した結果、言語習得や解析処理の分野を司る脳の白質構造はまったく変わりがなかったという。
研究では、10歳から第二言語として英語を学び始めたという、英国に13ヵ月以上住んでいた外国人30歳前後の人20人を対象に脳スキャンをとった。そして彼らの脳スキャンを英語しか話さない同年代の25人の脳スキャンと比べてみた。その結果、10歳から英語を学び始めた人の白質構造は、より良い状態にあることが分かった。(エキサイトニュース)
 
 
つまり、10歳以下でなく、10歳すぎて第二言語を覚えてもなにも問題ない、むしろ良かったという研究結果です。(白質構造がより良いと何がいいのかまでは調べていません。)
 
じゃあ実際はという好例が、バイリンガルニュースで度々登場するゲストです。
 
ゲストとして様々な研究者がアカデミックな内容のトークを英語、日本語を交えて繰り広げてくれますが、その研究者たちの経歴は話を聞いている限り高校、大学時代など遅くから英語の勉強をスタートしています。
 
そんな彼らの話を聞いていると、小さいころに親がこどもの英語教育に傾向するのは親の勝手だけど、こどもにとっては英語より、第一言語(母語)での思考プロセスを身につける方が大切のようです。

早期英語教育ってコスパも悪い

ある日のある洋食屋さんで、こどもに英語教育をさせている親が知り合いと、自分のこどもに英語を習わせている、その英語力と発音について力説している光景を目にしました。
 
その後、そのお父さんはこどもの英語版「ラプンツェル」の発音を知り合いに聞かせて、英語教育の大切さを説いていました。
 
こどもの「ラプンツェル」を聞かされた人は、満面の笑みでこども賞賛をするとこどもは大喜び。(それを見て僕もほっこりした。)
 
その後、その子のお父さんは鼻の穴を膨ましてまんざらでもない顔をします。
 
じゃあ肝心のこどもの「ラプンツェル」の発音は?と言えば、完璧に日本語です。
 
このように、決して安くないであろう英語教育費用で得られたのは、単なる親の自己満足。冷めた言い方ですが得られたものを考えるとコスパは最悪です。
 

フィリピンでは英語の早期教育で弊害もでている

フィリピン留学関係の情報は、幼少期から培われたフィリピン人の持つ英語力を賞賛している傾向にありますが、フィリピンの早期英語教育には問題点があります。
 
フィリピンが英語の早期教育でこの結果を招いているから、日本もそうなると感がるのは安直ですが、広大教英ブログではフィリピンが早期英語教育に傾向したことで、「英語格差」と「国語の衰退」が問題になっています。(学生が書いたレポート。頭が下がります。)
 
その結果、アジア英語大国と一部で賞賛されているフィリピンでは、ここ2〜3年は「母語での学習を大事に」という教育計画が掲げられています。
 
国語の衰退ってことは日本人であれば、日本人なのに日本語しゃべれないってことになるので大問題ですね。 
 
これは国単位での話ですが、あなたに子どもが生まれたときにこどもに英語を覚えさせると言う事は、いまフィリピンが国単位で抱えている問題を家族という単位に持ち込むことになります。
 
親の浅知恵で、こどもがまだ母国語でしっかりと思考するプロセスができる前に第二言語を覚えさせると、国語の衰退がおきる可能性を含んでしまいます。(フィリピンの言語教育から見る日本英語教育の未来

じゃあ日本語だけでいいの?

では日本語だけ喋れればいいのかと言えば、そうも思いません。バイリンガルで英語のニュースが読めれば情報量は倍以上違います。
 
日本のテレビで、どうでもいい議員の不倫報道を各社が流している(絶対、誰も興味ないでしょ?)ときは、スマホで海外のニュースを見ていた方が有益です。
 
英語に触れさせるのはOKだけど、小さいときには英語よりもっと他に大事なことがあるのでは?という意見です。

(まとめ)早期英語教育を受けてなくてもOK

バイリンガルと言ってもいろいろあるし、早期英語教育には様々な問題や研究結果がでています。そう考えると20歳からバイリンガル(英語)になるのは決して遅くありません。
 
むしろ、ナイスタイミング。あなたは日本語でロジカルに物事を考える力がついているわけですから英語をコミュニケーションツールにして将来にも活かせます。
 
仕事柄ですが「大学生になってから英語が喋りたい」、「社会人だけど英語を喋りたい」と言う人たちにたくさん出会います。
 
1〜2年海外で生活する時間的余裕があれば、日本人ならフィリピンで英語の先生をしているフィリピン人よりも高い英語力を身につけることができると言っても大げさではありません。
 
そのことについて書いたのが、 日本人なら1年あればフィリピン人の英語力を超えられるです。
 
 

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